こちらのページは数あるコーヒーショップの中で、どこを見て買うと美味しいコーヒーショップに出会いやすくなるか。
その見分け方についてご紹介しています。

美味しいコーヒーを飲みたいけど何をみて買えばいいのかわからない…

コーヒーを選ぶ時、どこのお店で買えばいいのか、何を基準に選べば自分好みの味を見つけられるかわからない。
そんな疑問にお答えします。

選ぶ時のPOINTは大きく分けると2つだけ

これを知っておくと今後のコーヒーライフがもっと楽しくなるかも。

POINT1⃣ 焙煎度合いはなにか

コーヒーを飲む際に欠かせないのが焙煎。
その焙煎の深さ(ローストレベル)によって味わいは大きく変化します。
たとえ同じ素材のコーヒー豆であっても、焙煎度合いが違うだけで全く別物のような印象を受けることも。

ざっくり申しますと

〇すっきりとした酸味のある軽やかな味わいが飲みたい→→→中煎り(またはミディアムロースト/medium roast)

〇コクは程よくあってバランスのとれた味わいが飲みたい→→→やや深煎り(シティロースト/city roast)

〇酸味が少なくコクはしっかり、ほんのり苦味があってもよい→→→深煎り(フレンチロースト/french roast)

となります。
この特徴はほぼ全てのコーヒー豆に共通しますのでコーヒー選びの大事なポイントになります。
他にも間に細かな焙煎度合いがございますのでそちらは後述いたします。


コーヒー豆は焙煎が浅い(中煎り)場合、酸味を構成する要素が強く、コクや苦味の要素はあまりありません。
焙煎が進むにつれて酸味が穏やかになりコクが出てきます。(やや深煎り)
さらに焙煎が進むと、酸味はほぼなくなり、コクと苦味が出てきます。(深煎り)

コーヒーショップによっては焙煎度合いの表記の仕方や、同じ表記であっても他店との焙煎度合いのズレや違いがあるとは思います。
その場合、直接お店の人に質問してみてください。
上記の特徴を押さえておくことでご自身のご要望が伝えやすくなるかと存じます。

ちなみに、一般的な焙煎度合いを焙煎が浅い順に並べますと下記の通りです。

何々ローストという表記はアメリカ由来の表記名で、日本でも割とよく使われています。

当店では浅煎り=中煎りとして販売しております。
ライトローストやシナモンローストは焙煎度合いが非常に浅く、場合によってはコーヒーらしい味わいが生成される前の段階となります。
生豆由来の青臭さが感じられる可能性、コーヒーミルの刃が負けて欠けてしまう恐れもあるためミディアムロースト以降の焙煎度合いで提供しております。
※焙煎が浅いほどコーヒー豆の組織は硬く、深いほど柔らかくなります。


まずはお目当ての焙煎度合いのコーヒーがあるか、チェックしましょう。

POINT2⃣ 銘柄(国、農園、生産者など)が詳しくわかるか

POINT1⃣でご希望の焙煎度合いが決まったら、次は銘柄です。

同じ焙煎度合いのコーヒー豆でも、産地や農園によっても味の違いがあります。
こちらはイメージしやすいかと思います。
例えとしてアフリカで育つコーヒー豆はフルーティな果実感が感じられやすく、ブラジルはマイルドな味わいが多い、などです。
もちろんブラジルでも、ものすごくフルーティなコーヒーもあります。
簡単な産地別の特徴は下図をご覧ください。

近年はマイクロロットと呼ばれ、農園が直接精製まで手掛ける、より高品質な生豆も増えています。

ここで大事なポイントは、

きちんとした出所のものかハッキリしている

という点です。

ひと昔前はブラジル、コロンビアなどの国名だけで商品が販売されていることが多くありましたが、近年は生産者や産地の情報も格段に増え、その情報を記載している商品を選んだほうが美味しいコーヒー豆に当たる確率が高いです。

野菜やお米でも、「日本」産のものよりも「神奈川県 平塚市の〇〇さんの畑でとれた野菜」「新潟県 南魚沼市塩沢地区の〇〇さんのお米」のほうがより安心して購入できるかと思います。

農家さんも大切に育てたコーヒーは付加価値をつけてより高く買い取ってもらいたいもの。
そんな高品質なコーヒーはきっと「国名だけ」ではなく、色んな情報が載っているかと思います。

最後に、1⃣焙煎度合いと2⃣銘柄で選んで頂き美味しいコーヒーに出会えたら。

コーヒー豆は農産物なので永遠にそのコーヒーが買えるとは限りません。
そんな時のために、気に入ったコーヒーを見つけたらメモをとっておきましょう。
覚えるのも大変なので、オススメは携帯電話の写メ。
お店の人に見せればその情報からオススメのコーヒーを選んでもらいやすくなるかと存じます。